カナダ高校留学は、公立ハイスクール?私立ハイスクール?
カナダの高校は日本と同じように、公立高校と私立高校があります。どちらにもメリット、デメリットがありますので、留学生の方の性格、経済面、希望する環境等を考慮して決める必要があります。
カナダの公立高校
- 地元の学生が通う高校なので、地元の子と同じ学校生活が体験できる
- 大人数の学校が多いので生徒一人一人をサポートするような体制はない
- 私立に比べて費用が安い
- 学校までの距離によってはスクールバスが利用出来る
教育委員会について、公立ハイスクール
カナダの高校は各教育委員会に属しています。カナダ/オンタリオ州ロンドン市内には「テムズバレー教育委員会」があり、ESL(英語コース)がある各校がこの教育委員会に属しています。
・H.B. Beal Secondary School
・Montcalm Secondary School
・Westminster Secondary School
・Sir Frederick Banting Secondary School
ロンドン市内には、カトリック系の「London District Catholic School Board ロンドン学区カトリック教育委員会」もあり、留学生も受け入れています。
ロンドン市のカトリック教育委員会の小中学校には、カトリック系ファミリーの子どもしか入学出来ないことになっています。カトリックの洗礼を受けた子どもたちだけ、ということですね。ですが、ハイスクールについては、カトリック以外の生徒たち以外にも入学可能なんですね。
(娘の友だちにもイスラム教徒の娘さんがいますが、カトリック系ハイスクールに通っています。学校ではキリスト教の活動時間があるそうですが、イスラム教徒の子女は、活動を免除されているそうです。)
・Mother Teresa Catholic Secondary School マザー・テレサ・カソリック・セカンダリー・スクール
料金について
テムズバレー教育委員会の場合
2019年―20年の授業料/Tuition Fees 2019-20
※予告なく変更されることがあります。/subject to change
ハイスクール9年生―12年生 Secondary Grades 9 to 12 |
Full Academic Year | Half Academic Year |
---|---|---|
Application Fee | $250 CAD | $250 CAD |
Tuition | $14,250 CAD | $7,125 CAD |
Homestay/ Custodianship | $11,685 CAD | $6,560 CAD |
Medical Insurance | $450 CAD | $245 CAD |
小中学校/ Elementary K to Grade 8 |
Full Academic Year | Half Academic Year |
Application Fee | $250 CAD | $250 CAD |
Tuition | $13,200 CAD | ー未発表ー |
Medical Insurance | $450 CAD | $245 CAD |
※18歳未満の留学生は、カストーディアンシップが必要になります。
※カストーディアンシップを承っておりますので、お問い合わせください。
カナダの私立高校
- 少人数の学校が多く、学生一人一人をサポートするような体制がある
- 留学生に対するケアなども行き届いている場合が多い。生徒の様子を、保護者にメールなどで知らせてくれるところもある
- 公立に比べて費用が高い
カナダの私立高校
・Fluford Academy フルフォード・アカデミー
・Ontario Hockey Academy オンタリオホッケーアカデミー アイスホッケープログラム
・Blyth Academy ブライス・アカデミー
・Rothesay Netherwood School
・Asbury College
・shawnigan lake school
・Pickering College
カナダ/オンタリオ州ロンドン市内私立高校
・Blyth Academy London campus ブライス・アカデミー・ロンドン校
カナダの高校留学情報
留学生受入れ可能年齢 | 幼稚園から高校3年生 |
---|---|
留学可能期間 | 1年間(実質10ヶ月)/1学期(5ヶ月) |
授業言語 | 英語 |
入学可能時期 | 9月/2月 |
願書締め切り | 随時受付 |
その他
テムズバレー教育委員会、スクールカレンダー
PA Day / PD dayピィー・ディー・デイについて
カナダのパブリックスクール(小中学校)、ハイスクール(高校)には PD day という制度があります。このPD dayとは「Professional Development Day」の略です。
先生達が、授業の質を向上を目指して、研修をしたりする日です。研修会がなければ、授業の準備、成績の整理などするようです。必要であれば、生徒や保護者との個人面談などもあるようです。PDdayは、だいたい2ヶ月に1回ほど、金曜日にあります。授業がないので、生徒たちにとってはお休みになります。学校に行かなくて良いので子供たちは喜びますが、子供たちが家に居るので、働いている保護者にとっては、あまり嬉しくない日になります。
ボランティアについて
卒業するには、ハイスクール在学中に、最低40時間のボランティア活動が義務付けられています。
40時間しなければ、ハイスクールが卒業できません。ボランティアをしたらボランティア責任者に、以下(↓)のようなフォームにサインをしてもらい、学校に提出します。(↓)
40時間以上やる子供たちの方が多く、ボランティアを数百時間する子もいるそうです。
ボランティア活動の内容は、非営利団体などがよいですが、営利目的の一般企業での活動はダメです。例えば、夏休みのデーキャンプのボランティア、病院でのボランティア、図書館のボランティアなどがあります。
我が家の娘は、市内にある土曜日の日本語学校でボランティアしています。主に教室で学ぶ小さな生徒さんたちの読み書きの勉強を見てあげている(見守っている)そうで、学校のイベント(運動会、季節のイベントなど)がある時は一緒に参加しているそうです。夏休みにはデーキャンプのボランティアも時々しています。
スクールバスの利用
我が家の娘は、学区内のハイスクールに通うのに、スクールバスで通学しています。利用するには事前に登録する必要があります。利用条件は、学校までの距離が、
・小中校の場合は 1.6 km
・ハイスクール生の場合は 3.2 km
と決められているそうです。また、スクールバス利用登録は、その学区内の生徒が優先ですが、学区外に居住する生徒も、スクールバス路線上に在住の場合は事前に利用登録希望を出すことが出来ます。
Ontario Secondary School Diploma (OSSD)
Ontario Secondary School Diploma (OSSD)を得るには、30単位(必須18単位、選択12単位)、そして40時間のボランティアが必要です。
★ 必須科目:
4 単位 in English (1学年で1単位)
3 単位 in mathematics (1単位、11年生、または12年生で)
2 単位、science
1 単位、Canadian history
1 単位、Canadian geography
1 単位、arts
1 単位、health and physical education
1 単位、French as a second language
0.5 単位、career studies
0.5 単位、civics
★ 選択必須科目:下記のグループから、それぞれ1単位が必要になります。
グループ1:
・English or French as a second language
・a Native language
・a classical or an international language
・social sciences and the humanities
・Canadian and world studies
・guidance and career education
・cooperative education***
グループ2:
・health and physical education
・the arts
・business studies
・French as a second language**
・cooperative education***
グループ3:
・science (Grade 11 or 12)
・technological education
・French as a second language**
・computer studies
・cooperative education***
★オプション単位が12単位、必要です。
★40時間のボランティア活動
★Ontario Secondary School Literacy Test (OSSLT)の受験、合格
Exam Days 学期末テスト
1月下旬(2019年は1月25日から1月31日まで)、6月下旬(2019年は6月20日から6月26日まで)定期テストがあります。テストは、1日に1教科で、午前中に終了して、その後は帰宅になります。スクールバスで通学している生徒は、(スクールバスが通常の下校時刻まで利用出来ないので不便ですが)学校のカフェテリアなどで勉強などして待つか、市バスで帰宅するか、友達に車に乗せてもらうか、ホストファミリーなどにむかえに来てもらうなど、する必要があります。