オンタリオ州で免許の書換えをせず一から運転免許を取得する方法
こんにちは。
今日は、オンタリオ州の運転免許証の最初のランクG1ライセンスの取り方について書いていきます。日本の運転免許証をもっていないため日本の免許の書換えができず、オンタリオ州で免許を一から取らないといけないという方は是非参考にしてみてください。
オンタリオ州の運転免許証のシステム
オンタリオ州において普通運転免許には3つの段階があり、下から G1、G2、Gとなります。
G1:
G1は第一段階で、監督下であれば運転練習ができます。これを取得するには、運転免許センターでの筆記試験と視力検査が必要です。残念ながらこの免許では一人で運転することはできず、完全なG免許を持つ有資格の運転手がそばにいなければならないという大きな制限もあります。
G2:
G2はG1を最低期間(通常12ヶ月)保持したあと、路上試験をパスすることでG2免許を取得することができます。これにより単独で運転できるようになりますが、運転前の飲酒禁止、夜間(午前0時から午前5時まで)の運転にはフルG免許を持つ有資格者の同伴、保護者同伴以外の19歳未満の同乗者の人数制限などのG1のときほどではないもののG1同様に制限が付きます。
G:
一定期間(通常2年間)G2免許を保持した後、再度ロードテストに合格することで得ることができ、Gライセンスを取得が制限なしで運転することができます。
https://www.ontario.ca/page/get-g-drivers-licence-new-drivers
日本の免許を持っている方
日本の免許を持っている方は、日本の免許を翻訳してもらったのち、免許センターで書き換えを行うことで、このG1、G2を飛ばしていきなりGライセンスを取得することができます。
G1ライセンスを取得
今回は、私のパートナーがG1ライセンスを取得したので、その際をことを書いていこうと思います。
上記にもあるようにG1ライセンス取得に必要なのは、筆記試験と視力検査のみで実際に車を使った試験はしません。
場所はDrive Test Centerという、いわゆる運転免許センターで行いました。私のいるロンドン市では、試験を受けるための予約などはいらず、ウォークインでも問題なく受け付けてもらえました。
ただ、トロントなどの人口が多いエリアは受験者も多いかと思うので、試験の予約が必要なのかしっかりチェックすることをオススメします。
G1を受ける際に必要な持ち物
G1を受けるにあたって必要になる持ち物は以下の通りになります。
パスポート等の身分証明ができるもの
住所を証明できるもの(ビザ、住所が書かれた請求書など)
眼鏡(必要な方)
受験料$159.75(2024年時点。筆記試験、G2の実技試験、免許証代を含む。クレジット決済可)
G1をパスするとこれらの情報をもとに免許証が発行されます。
試験内容
2024年時点では、試験は計40問で標識に関しての問題が20問と交通規則に関しての問題が20問の2部構成となっています。各部ごと4問まで、計8問まで間違えることができ、時間制限はなく、大体20分、30分ほどで終わる試験のようです。
落ちてもすぐに再受験料を払うことで再試験することができます。
勉強の仕方
筆記試験ですが、ネットで調べると手軽な値段で通える有料の筆記試験合格コースもありますが、試験の難易度的には無料のものでも全く問題かと思います。
オンタリオ州の交通省がオフィシャルのドライバーハンドブックをだしているので、そちらを参考にしても良いですし、アプリストアでG1 Practice と検索するとG1の筆記試験を練習できるアプリがあるのでそういったものを使うのもアリです。
MTO公式ハンドブック
https://www.ontario.ca/document/official-mto-drivers-handbook
とはいえ、よくよく交通規則を知らなくて困るのはだれでもない自分なので、しっかりと勉強するのが一番ですね。
今日はオンタリオ州の運転免許証、G1ライセンスの取り方について書いてみました。参考になれば幸いです。
Kenta