娘のポーランド人アイデンティティ計画!ママをシェアするってむずかしい?

※バイリンガル育児については正解はありません。それぞれのお子さんによって違います。ここでは私の個人的な経験と見解を書いています。※
【娘のポーランド人アイデンティティ計画!】

・ホームシックの夜と、甘いひととき
・私のママなのに!
・また会えるのが楽しみだね

ホームシックの夜と、甘いひととき

娘のいとこ(8歳)がホームシックになってしまいました。
しくしく泣き出したので、ポーランドのママに電話をかけて話をさせてあげることに。
ママの声を聞いて少し安心したようでしたが、通話が終わった後もしばらく涙が止まりませんでした。
いとこは本当によく頑張っていました。

そんな様子を見ていた娘も、突然しくしく泣き出してしまいました。
「どうしたの?」と聞くと、「いとこが泣いてるから、私も泣いちゃった…」と。
ふたりとも、小さな心でたくさんの気持ちを抱えていたんだなぁと感じた瞬間でした。
 
深夜でしたが、気分転換しようと思い、思い切って外に出ることにしました。
パジャマのまま車に乗り、近所の Tim Hortons が営業していたので、そのまま立ち寄ることに。

店内でドーナツとホットチョコレートを楽しんでいるうちに、少しずつ子どもたちの表情が和らぎ、ついには笑顔が戻りました。
その姿を見て、私もほっとしたのを覚えています。

私のママなのに!

2012年の夏休みの思い出です。
娘(9才)は一人娘。これまではママもパパも自分だけのもの。
ところが、いとこが来てからは、ママがいとこにも気を配るようになり、ちょっぴりやきもちを焼くこともありました。

いとこが滞在中、ナイアガラフォールズや室内プールのあるリゾートホテルに泊まりました。
プールの滑り台で二列に並んだとき、私がいとこと並んだのですが、娘はすぐに「ママは私のなのに!」と不満そう。

「ママをとらないで!」なんて、娘がやきもちを焼く姿を見たのは初めてだったので驚きましたが、同時にちょっと嬉しくもなりました。
普段は一人娘だからこそ、ママを誰かとシェアすることに戸惑ったのかもしれませんね。
娘にとっても、新しいチャレンジだったのかもしれませんね。

あの時はちょっぴり大変だったけれど、今思い返せば、大切な思い出のひとつです。
ふたりとも素直でかわいらしくて、一緒に過ごした時間がとても温かい思い出になりました。

また会えるのが楽しみだね

夏休みが終わり、いとこがポーランドへ帰る日がやってきました。
トロント空港まで送る道中、なんとなく静かで、楽しかった時間を思い出すたびに、「もうすぐお別れなんだな…」と、ちょっぴり切ない気持ちになりました。

空港に着いてチェックインを済ませると、いよいよお別れの時間。
最初は明るくしていたふたりも、ゲートに向かう直前には目に涙を浮かべていました。
もちろん私も。。。

「またすぐ会えるよね?」
「今度は私がポーランドに行く!」

そんな約束を交わしながら、ぎゅっとハグ。
いとこが手を振りながらセキュリティの向こうに消えていくと、娘も小さく手を振りながら見送っていました。

家に帰ると、ふたりがいつも遊んでいたリビングがなんだか静かで、ちょっと物足りない気持ちに。
でも、この夏の思い出はずっと心に残るはず。
娘と「また会えるのが楽しみだね」と話しながら、しみじみといとことの時間を振り返りました。

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