現役の通訳ガイドが語る「海外に出るということは、外国人になるということ」
こんにちは、カナダステイドットコムの加藤です。
海外留学に興味を持っている方、もう既に準備を始められている方、調子はいかがでしょうか。
海外留学へ向けて準備すること、調べることは山ほどありますね。
留学を予定している国はどんな国か、街や人々の雰囲気はどんな感じか、英語圏への留学なら英語の勉強も必要です。
準備が一段落したら、または準備に疲れたら、改めて自分自身に目を向けてみてはいかがでしょうか。
留学に向けて準備をしているとき、私たちの目はどうしても外へ向きがちです。
相手の事を知りたいと思ったとき、自分の事も知っておけばより円滑なコミュニケーションを行うことができます。
英語での自己紹介はいかがでしょうか?
自分の名前はもちろん、年齢や家族構成、趣味、好きなこと、住んでいる街など、日本人同士ならこのあたりから自ずと話が広がっていくでしょう。
しかし、外国では少し勝手が違ってきます。
外国では、相手から見ると私たちも外国人の一人です。
私たちはまず日本人であるということを伝えなければなりません。
日本についてどれだけのことを紹介できるでしょうか?
国土の広さ、環境、人口、天候、文化等々。
私たち日本人が普段は感覚で理解していることを、外国では言葉にして伝えなければなりません。
日本といえば寿司!富士山!侍!忍者!等という固定観念は場所や人によっては未だに存在します。
また、日本という大きな規模と合わせて、自分が住んでいる街についても人口、産業、名物、名所、歴史等、何か紹介できることがあれば、どんな環境の街から来た人間なのかを伝えることができます。
日本人同士なら聞くことは少ないかもしれませんが、外国では意外とこういった話題が多く取り上げられます。
しかし、日本から海外へ留学する人の多くは相手側についての情報はよく調べていますが、自分側の情報については意外と疎い方がいます。
留学先では日本人への印象を左右する、いわば民間外交官のような存在になるかもしれません。
日本人の代表として現地の方とふれあい友好を築くためにも、自己紹介レパートリーに自分の街や国の情報も加えてみること をオススメします!
皆様の海外留学の大成功をお祈りします!