カナダ留学:長期の語学留学をした50歳(主婦)の方にインタビュー!
留学期間:2022年8月~1年間。学生ビザで滞在されました。
まず、(オンタリオ州)ロンドン市の語学学校に在籍されました。
・London Language Institute
それから(ノバスコシア州)ハリファックスに移動して、語学学校(2校)に在籍されました。
・1校目、Oxford International
・2校目、CLLC
滞在中の写真も送ってくださいました。
下↓↓に掲載させていただきました。
ご協力、大変ありがとうございます!
質問:どうして留学を決めましたか?
若いころから海外や語学学習に興味があり、留学が夢でしたが、経済的な理由や親からの反対、自分にも勇気がなかったことで実現できないままでいました。
就職は英語や海外と関わりのない会社に入社し、結婚、育児に追われる中で海外への憧れや英語学習への意欲は消えていました。
でも、塾のパート勤務や育児を通して子供たちが自分の目標に向かって努力している姿を見て、人生一度きり、私も後悔のない人生に送りたい、と思うようになり、英語学習を再開しました。
年齢も年齢だし、家庭もあったので、初めは留学は考えておらず日本の大手の英会話スクールが開講している全日制のクラスに入りました。
しかし、コロナ禍の影響でクラスが縮小、閉鎖してしまい、思うような学習が出来なくなりました。
考えた結果、徐々にアメリカ、カナダ、イギリスなどが留学生の受け入れが再開し始めていた時期だったため、それならば思い切って海外に行って勉強してみたい!となり、家族に相談し了承が得られたので留学を決めました。
質問:カナダステイドットコムを選んだ理由を教えてください。
一番の決め手は現地(カナダ)に住んでいるエージェントだったからです。
私にとって初めての長期留学、何十年ぶりの海外でしたので、地元で相談できサポートしてもらえるエージェントの存在はとても重要でした。
また、留学先をロンドンに決めていたため、そこに居住され最新の情報を伝えて貰えることも決め手となりました。
質問:カナダステイドットコムの松下の印象はどうでしたか?
質問に素早く対応いただける。また、とても気さくな方で話しやすいです。
そして学校や滞在先での様子も気にかけていただいて、とても感謝しています。
質問:留学前の英語力はどうでしたか?
英語の学び直しは留学前にしましたが、初心者レベルでした。
簡単に単語をつなげて話せる程度でした。
質問:留学前と留学後、英語力アップを体感できましたか?
正直言うと、留学中は周りがネイティブばかりなので英語力の伸びはあまり実感できず焦りと不安な毎日でしたが、帰国後受けたTOEICでは150点ほどスコアアップできました。
それと英語力アップとは違うかもしれませんが、テキストでは学習しない英語圏で生活するならではの生きた英語を学ぶことができました。
質問:ロンドンでの留学生活はどうでしたか?学校は?ホストファミリーは?
ロンドン市について:
ロンドンは緑豊かで大きすぎず小さすぎずとても美しい街でした。
雰囲気は落ち着いていて集中して勉強できる環境があります。また、リスが至る所にいるんです!
秋には紅葉で街全体が彩られ、カナダの豊かな自然にとても癒されました。
治安もよく普通に暮らしていればとても安全です。
また、日本に興味を持ってくれる人達が多かったのも嬉しかったです。
質問:語学学校London Language Instituteでの学生生活はどうでしたか?
学校(LLI)はアットホームで先生方も熱心に教えてくれました。
テキストもとても良かったです。
私は3つの学校を経験しましたが、一番勉強内容が濃くテキストの内容も素晴らしく、しっかりと英語を学べる学校でした。
カレッジや大学に進学したい学生もそうでない学生も一緒の教室で学ぶからかもしれません。
授業料の面でも他の学校と比べて良心的でした。
そのうえでしっかり指導してくれるのですから、LLIは本当に素晴らしい学校です。
真剣に学びたい方には本当におすすめの学校です。
LLIのカリキュラムについて:
月曜日から木曜日まで午前午後みっちり濃密な授業があります。
金曜日はその週に習った分の復習テストがあります。
そして月に1度総復習のテストがあり、次のレベルへと上がります。
テキストのレベルは私が通った学校の中では一番難しかったです。
でも、先生方がしっかり教えてくださいます。
そして宿題もしっかりとあります。
授業スピードも速いです。
英語初心者の私にはとてもハードでしたが、きちんと学べました。
先生方のレベルも高く、熱心に教えて下さる方々ばかりでした。
小規模な学校なのでコースは1つしかありません。
カレッジ、大学に行く学生も短期留学の学生もみんな同じ教室で学びます。
そのような理由もあり、進学レベルの英語を学べるのではないかと思いました。
3校の中で1番高度で内容の濃い授業でした。
LLIのアクティビティについて:
放課後のアクティビティはありませんでした。
授業が終わると学校も閉まります。
金曜日の午後に自由参加のカンバセーションクラスがありました。
ホストファミリーについて:
ホストファミリーは2つの家庭にお世話になり、それぞれ良い方達でカナダの家庭の日常を経験できました。
考え方の違いや意見のすれ違いはもちろんありましたが、英語を学びたいという私の気持ちをサポートしてくれました。
質問:ハリファックスでの留学生活はどうでしたか?学校は?ホストファミリーは?
ハリファックス市について:
ハリファックスは東海岸に位置する港町です。
対岸のダートマスを繋ぐマクドナルドブリッジやフェリー、ウォーターフロントからの景色はとても美しく飽きることがありませんでした。
ダウンタウンにとてもきれいでおしゃれな図書館があります。
また、親子留学や永住目的で生活している家族が多く、私のような一人で学びに来ている学生が珍しかったようで驚かれました。
夏は観光客でにぎわいます。
物価はロンドンより高かったです。
ホストファミリーについて:
ハリファックスでも2つのホストファミリーにお世話になりました。
ノバスコシア州の人達はカナダの中でも特に親切で優しい人達が多いよ、とロンドン滞在中に聞いていたので一体どんな親切な人達がいるのだろう!とワクワクドキドキしながらハリファックスに向かったのを覚えています。
実際、とても良い人達ばかりで穏やかな方々が多かったですが、ロンドンの人々も同じくらい親切な方達ばかりだったので、聞いていた程の差は全くなかったです。
強いて言えばハリファックスの方達の方がアクティブかもしれません。
休日は(休日でなくても仕事の後などでも)頻繁に外出されてプライベートを楽しまれていました。
質問:語学学校Oxford Internationalでの学生生活はどうでしたか?
スピーキングに力をいれている学校ということで選びましたが、テキストがオンラインからの閲覧だったため、紙世代の私には少々不便でした。
私がいた頃は先生方の入れ替わりが激しかったです。
Oxford internationalのカリキュラムについて:
私が在籍していた時は丁度経営スタイルや方針が変わっていた時期だったため、学習するのに少し不安定ではありました。
コースはスピーキング中心のコースと進学コースがありました。
午前はスピーキングコースも進学コースもレベル別に一緒に学び、午後はそれぞれののコースに分かれて学びます。
私はスピーキングコースに在籍していました。
カリキュラムは午前はテキスト中心で、午後はテキストは使わずプリントやビデオなどでもう少しくだけた感じでスピーキングの授業が展開されました。
私自身は実感がなかったですが、就学期間が終了するころには周りからスピーキング力が上がったね、と言われ嬉しかったです。
テストはしっかりしたものはなかったです。
テストは定期的にオンラインテストがありましたが、習った内容にしっかり沿った内容だったかというとそうではなかったです。
宿題も少なかったです。
また、テキストがオンライン閲覧でした。
私は紙のテキストが希望だったので、少々不満でした。
3校の中では1番自由があった学校でした。
Oxford internationalのアクティビティについて:
コロナ禍の影響であまり行われていないようでした。
無料のアクティビティもあったかもしれませんが、よく分からなかったです。
時々有料のアクティビティがあり、アイスホッケー観戦などがありました。
質問:語学学校CLLCでの学生生活はどうでしたか?
語学学習とカナダ滞在を両立できるバランスのとれたレッスンを提供していました。
システムもしっかりしていて大手の強みを感じました。
放課後はほとんど毎日アクティビティがあり、友達作りやハリファックスを探検できます。
CLLCのカリキュラムについて:
コースは一般英語コース、カレッジコース、スピーキングコースがありました。
私は一般英語コースで勉強しました。
一般英語コースは午前はテキストで勉強して、午後はそれぞれの先生が考えたアクティビティに近い授業がされます。
週に1度金曜日に復習テストがあります。
そしてレベルが終わる時に総合テストがあり次のレベルに上がります。
宿題は無理のない量です。
3校の中では1番バランスがとれている学校だと思いました。
英語を学べてカナダも楽しめるという印象を受けました。
CLLCのアクティビティについて:
ダウンタウンのカフェに行ったり、ウォーターフロントを散策したり、有料でしたがサーフィン教室など屋外のものと、ワークショップのような学校内で行われるものなどがあり、盛んに行われていました。
質問:ホームステイ滞在をして感じたことがあったら教えてください
ロンドン、ハリファックス、私が滞在したどの家庭も親戚やお友達とも交流させてくれたので、沢山の現地の人達と出会う機会を与えてもらえました。
他人のお家に住むことは簡単ではなく、緊張したり、窮屈に感じたり、意見の食い違いで上手くコミュニケーションがとれなかったりする事もありましたが、それ以上に得たものが沢山ありました。
また、食事についてですが、私がお世話になったどの家庭も食べ盛りのお子さんや若い男性がいなかったからかもしれませんが、食生活にはとても気を遣っていました。
私は海外=脂っこく高カロリーな食事、との先入観が強かったため覚悟していましたが、そういった食事は出されなかったです。
カナダも以前に比べて健康志向な人達が増えているのよ、と言われ脂を減らす調理方法などを学ぶこともできました。
今ではそれを家族の毎日の食事作りに生かしています。
もし留学をするのであれば、せっかくなので、ホームステイをぜひ経験して欲しいです。
質問:これから留学を考えている方々にメッセージはありますか?
私の年齢で留学することは珍しく、とても勇気がいることでしたが思い切って一歩を踏み出したことで、英語を学ぶだけでなく沢山の人達と知り合い、異なる文化や考えに触れ、とても貴重で何事にも代えがたい素晴らしい経験ができました。
また、海外に滞在することによって日本の良さも改めて実感することもできました。
そして大きなチャレンジをしたことで自分に自信がつきました。
現在はネットの発達で日本でも簡単に英語が学べるようになり、海外の情報も入手しやすくなりました。
しかし、当然のことですが、留学してこそ得られるものは比ではありません。
私は特に年齢を気にしてましたが、周囲の人達は全く気にせず接してくれ、また、この年齢だからこそ気付けた事や学んだことも沢山あり、このような経験をすることができたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
自分を成長させるとても良い機会です。
もし迷われているのでしたらぜひ留学することを強くお勧めします!